11251 財政学
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選必 |
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春学期 |
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遠藤 宏一 |
他の科目との関連 | 公共政策論、地方財政分析論、地方財政政策論 |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 現代の国家は、防衛・治安、外交、公共事業・地域開発、教育・文化、社会保障・福祉など広い領域にわたって活動し、私たちの経済活動や生活と暮らしに深い影響を及ぼしている。そしてこの活動に必要な貨幣は、租税という形で権力的に徴収しているが、同時に私たちの納税という行為は政治に参加する「自由のバッジ(アダム・スミス)」でもある。その意味で、財政学は「政治と経済」の交流する領域を分析対象にすえている。本講義はこのような視点から、財政の歩みと学説・理論、財政現象をめぐる基礎概念や制度、現代財政をめぐる諸問題の解明、といった基本問題について講義をすすめる。 |
学修目標 | 財政に関わる基本的な理論・学説について学修するとともに、とくに日本の財政制度を中心にして現代財政の歴史と現状分析、問題点と改革課題等を理解する。 |
授業計画 | 1.財政と財政学 (1)財政学の対象(2)財政学の歴史 2.予算制度と財政民主主義 (1)財政民主主義の制度(2)現代日本の予算制度(3)現代の財政民主主義 3.経費論 (1)経費論の課題と理論(2)経費の分類と経費構造(3)現代日本の経費構造 4.租税論 (1)租税論の課題(2)租税理論と税制度・負担構造(3)現代日本の租税構造 5.公信用論 (1)公信用とは何か(2)公債の本質と役割(3)財政投融資の構造と役割 6.戦後日本財政の構造分析 |
評価方法 | 定期試験と出席状況(随時、講義に対するアンケートを実施)で評価 |
テキスト | とくに指定しないが、「講義資料」を配布して授業をすすめる。但し、参照してほしい参考文献は「指定図書」とし、講義の最初に紹介・指示する。 |
その他 | 財政学には、本来、地方自治体の財政論も含むべきであるが、時間数の関係で本講義では取り上げる余裕はない。これらについては、秋学期に開講する「地方財政分析論」、「地方財政政策論」とあわせて履修されたい。 |