南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
野呂 昌満
他の科目との関連 「プログラミングII」に引続きプログラミングを学ぶ。実習科目の「プログラミング実習II」と連動する。情報通信学演習IIを履修するためには、情報通信学演習Iを修得していなければならない。
他学科履修 不可
副題 ソフトウェア工学
授業概要 卒業研究でソフトウェアを開発するさいに必要になる能力を養う。アルゴリズムとデータ構造について学び、さらにデータ抽象化ならびにオブジェクト指向の概念を理解し実践する力をつける。プログラミング言語CならびにJavaを用いる。Web情報システム構築の基礎技術についても学ぶ。さらに実際に簡単なWeb情報システムを作成する事を通してソフトウェアアーキテクチャについて学ぶ。Javaサーブレット、Javaアプレット、JSP等の技術を用いる。
学修目標 1.比較的複雑なデータ構造とアルゴリズムを持つソフトウェアを作成できる。
2.データ抽象化の概念を適用したソフトウェアを作成できる。
3.オブジェクト指向の概念を適用したソフトウェアを作成できる。
4.基本的なWeb情報システムを作成できる。
5.ソフトウェアアーキテクチャとその役割について説明できる。
授業計画 情報通信学演習I
第1週 アルゴリズムとデータ構造(クイックソートによる並べ変え)
第2週 アルゴリズムとデータ構造(ヒープソートによる並べ変え)
第3週 アルゴリズムとデータ構造(一方向リスト処理)
第4週 アルゴリズムとデータ構造(双方向リスと処理)
第5週 アルゴリズムとデータ構造(木構造処理)
第6週 アルゴリズムとデータ構造(木構造探索)
第7週 アルゴリズムとデータ構造(ランダムな構造)
第8週 アルゴリズムとデータ構造(ランダムな構造の応用)
第9週 データ抽象化(データ構造を型として扱う、リスト)
第10週 データ抽象化(データ構造を型として扱う、木構造)
第11週 データ抽象化(表)
第12週 オブジェクト指向(表を多相型で実現する)
第13週 オブジェクト指向(表を多相型で実現する)
第14週 オブジェクト指向(表を多相型で実現する)
第15週 定期試験

情報通信学演習 II
第1週 デザインパターン
第2週 デザインパターンを使ったソフトウェア作成(状態遷移機械の作成)
第3週 デザインパターンを使ったソフトウェア作成(構文木の処理)
第4週 デザインパターンを使ったソフトウェア作成(構文木から別の形式への変換処理)
第5週 デザインパターンを使ったソフトウェア作成の総括
第6週 Web情報システム作成の基礎技術(HTMLとCGI)
第7週 Web情報システム作成の基礎技術(Javaサーブレット)
第8週 Web情報システム作成の基礎技術(Javaアプレット)
第9週 Web情報システム作成の基礎技術(JSP)
第10週 ソフトウェアアーキテクチャ
第11週 ソフトウェアアーキテクチャ(MVCアーキテクチャ)
第12週 Web情報システムの設計
第13週 Web情報システムの実現
第14週 Web情報システムに関する考察
第15週 定期試験
評価方法 ソフトウェア作成に関するレポートを課し、評価する。
テキスト 資料を講義時に配布またはWebページに掲示する。
その他 この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する。(F)、(G)