南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜4
担当者
佐々木 克巳
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 数学的帰納法、数列の漸化式に代表される帰納的定義を用いた考え方を学ぶ。この考え方はプログラミングにおける再帰呼び出しと密接に関連している。講義では多くの例を取り上げ、例ごとに再帰呼び出しを用いたプログラミングに翻訳する訓練を行なう。プログラミングの部分は実習形式とし、実際にプログラムを実行することも行なう。
学修目標 1. 自然数上の関数を帰納的に定義する方法を理解している。
2. 集合を帰納的に定義する方法を理解している。
3. 帰納的に定義された集合の上の関数を帰納的に定義する方法を理解している。
4. 関数の帰納的定義とプログラミングにおける再帰呼び出しの関係を理解している。
5. 帰納的定義とデータ構造の関係を知っている。
6. 式のいくつかの表現方法を理解している。
授業計画 第1週 数学的帰納法と数列の漸化式(復習)
第2週 自然数上の関数の帰納的定義
第3週 自然数上の関数の再帰プログラミング
第4週 集合の帰納的定義
第5週 帰納的に定義された集合を定義域とする関数
第6週 計算可能性
第7週 文字列変換の帰納的定義とプログラミング
第8週 式の表現
第9週 式変換の帰納的定義とプログラミング
第10週 集合の帰納的定義とリストの宣言
第11週 線形リストの利用
第12週 論理式と木構造(真理値の計算)
第13週 論理式と木構造(タブロー法)
第14週 論理式と木構造(標準形を求めるアルゴリズム)
第15週 定期試験
評価方法 授業中に課すレポート50%、定期試験50%により評価する。
テキスト 各担当者がプリント等を配布する。
その他 この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する。(C)、(D)、(E)