南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
深井 慈子
講義題目
開講キャンパス サテライトキャンパス
授業概要 持続可能な世界の実現に向けて、環境保全、開発協力、企業活動の分野でどのような政策が採られており、どのような問題に直面しているのか。国連、世界銀行などの国際機関レベルから企業、NGOなど民間・市民社会レベルにおける政策発案・形成から実施・評価に至る過程を関連分野で実務経験をもつ専門家の参画を得て、具体的事例分析を通して学ぶ。
学修目標 持続可能な世界の構築という21世紀最大の課題にどう対処していくべきか。今の世界を持続不可能にしている環境資源人口問題と南北問題の解決の必要性に関しては世界的な合意が成立しているのに、なぜ具体的解決策の合意形成は困難なのか。このような問題意識をもって、国際機関、国家、地方公共団体、企業、NGOなどを現実の国際協定・レジーム形成プロセスにおけるアクターとして捉え、広義の地球公共政策過程についての理解を深め、その改善の道を探る。
授業計画 われわれが、地球市民社会の一員としての立場から持続可能な世界への移行・構築に貢献できるような、(1)地球公共政策プロセス(課題設定・政策決定・政策実施と管理・政策評価)のあり方および制度設計と、(2)国際機関、国内行政機関、民間企業、NGO等の民間非営利組織の役割・位置づけを、講師として招いた専門家講義を中心として討議・考察する。

講義は具体的政策事例につき、その立案・決定における主要アクターは誰で(国際機関・国家行政機関・NGO・産業団体・個人等の特定)、いかなる国際的圧力の下に決定されたのか、関係各国の行政機関(中央・地方)とNGO・NPOはどの段階でどういう役割を果たしたのか、各アクターの力関係、能力の限界をどう見るか、などの問題に焦点を当て、現状を分析し、将来を展望する。
評価方法 出席状況、討論参加、take-home試験を中心に、総合的に評価する。
テキスト 未定
その他