94311 地方分権研究
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
1・2 |
|
進藤 兵 |
講義題目 | 地方自治構造改革の批判的検討 |
開講キャンパス | サテライトキャンパス |
授業概要 | 地方自治構造改革の五つの柱、すなわち(1)市町村合併、(2)地方税・財政の三位一体改革、(3)道州制構想、 (4)ニューパブリック・マネジメント型地方行政改革、(5)地方自治条項の憲法改定構想、について検討する。 これらの諸「改革」を、無批判に推進するという立場からではなく、真の意味での地方自治の内発的発展をめざす立場から批判的に検討し、可能ならば「もう一つの地方自治改革」を構想したい。授業の重点は、 参加者と相談しながら柔軟に決める予定である。 |
学修目標 | 「地方自治の本旨」の内容、および日本型地方自治の歴史を確認した上で、現在の地方自治構造改革について批判的に検討する。一方的な講義というよりは、参加者自身による主体的な報告・討論を重視する。 |
授業計画 | (以下は予定であり、具体的な授業内容は、開講時に参加者と相談して決定する。) 1.地方自治のグローバル・スタンダードと「地方自治の本旨」 (1)『欧州地方自治憲章』から国連『世界地方自治憲章』草案へ (2)日本国憲法制定過程と「地方自治の本旨」 2.日本型地方自治の歴史 (1)戦前の地方自治の歴史 (2)戦後の地方自治の歴史 3.地方自治構造改革 (1)総論 (2)市町村合併 (3)地方税・財政の三位一体改革 (4)道州制構想 (5)ニュー・パブリック・マネジメント型地方行政改革 (6)地方自治条項の憲法改定構想 4.事例研究 (1)住民参加と地域民主主義 (2)「小さくても輝く自治体」 (3)分権型福祉国家構想 |
評価方法 | 出席及びレポート(小論文)。 |
テキスト | 全国知事会『地方自治の保障のグランドデザイン』(全国知事会、2004年2月)。 宮本憲一『日本の地方自治その歴史と未来』(自治体研究社、2005年)。 進藤 兵ほか共著『地方自治構造改革とニュー・パブリック・マネジメント』(東京自治問題研究所、 2005年)。 (講読する文献は、必要に応じてその都度、指定する。) |
その他 |