南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2・3
担当者
木村 美善
田中 豊
講義題目 ロバスト推定とその応用
開講キャンパス 瀬戸キャンパス(秋)、サテライトキャンパス(春)
授業概要 近年、統計科学の分野において、新たな発展を遂げているロバスト統計学の中心的話題であるロバスト推定とその応用について講義する。授業では、適宜、演習を取り入れながら理解の定着をはかるとともに、英語文献による学習と発表を通して、最新の研究成果の吸収と英語読解力の向上を目指す。
学修目標 1)ロバスト統計学とその課題に関する概要を知る。
2)ロバスト推定の基礎を理解する。
3)ロバスト推定法を理解し、その実際問題への応用力を習得する。
4)ロバスト推定とその応用に関する英語文献の読解力を身につける。
5)学習内容の的確な発表能力を養成する。
授業計画 第1回:
 本講義の目的と講義計画を説明した後、ロバスト統計学とその課題について概説する。
第2回−4回:
 ロバスト推定の基礎およびM-推定量、L-推定量、R-推定量などの基本的ロバスト推定量について講義する。
第5回:
 位置母数のロバスト推定について講義する。
第6回:
 尺度母数のロバスト推定について講義する。
第7-9回:
 ロバスト線形回帰について講義し、ロバスト回帰推定量とその実際問題への応用について論じる。
第10-13回:
 ロバスト線形回帰に関する最新の英語論文の中から数編を選び、それらの内容を受講生に報告させながら、議論と解説を行う。
第14回:
 第13回までのまとめを行う。また、ロバスト検定論にも触れつつロバスト推定の今後の発展について展望する。

なお、授業内容の理解を促すため、適宜、演習問題やレポートを課す。
評価方法 授業参加の状況、演習、レポートおよび試験により総合的に評価する。
テキスト 適宜、資料を配布する。
その他 受講者により、講義内容が変更されることもある。