00504 宗教に見る人間の尊厳4
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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寺尾 寿芳 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 日本仏教における人間論 |
講義内容 | 非キリスト教文明圏に属す日本では、キリスト教や西洋思想における人間論とは違った独自の人間理解を見出すことができる。しかしそれらは必ずしも欧米経由の人間理解と全面的に相克するわけではない。豊かな地球文明を志向する際に欠かせない特殊的かつ普遍的な人間論の可能性を、日本の仏教を概観するなかで探っていく。その場合でも仏教信仰を前提とせず、あくまで人間学としての学びであることをご理解いただきたい。なお、本講義では、受講生が高校で日本史および世界史を履習済み(あるいは同程度の知識を持つ)という前提で話を進める。 |
学修目標 | 1.宗教との出会いを主体的に受けとめる態度を養う。 2.伝統宗教の現代日本社会における存在意識を理解する。 |
講義計画 | 1. オリエンテーション 2〜3.現代日本人と仏教 4〜5.密教における人間 6〜8.浄土教における人間 9〜10.禅における人間 11〜12.日蓮仏教における人間 13. その他の諸宗教における人間 14. まとめ |
評価方法 | 出席状況(30%)、試験(小テスト、小レポート等を実施する場合、それらを含んで70%)による総合評価。 |
テキスト | 特定のテキストは使わない。参考文献に関しては、講義のなかで適宜紹介する。 |
その他 | 授業計画に関しては、受講者数、受講生の関心、進捗状況等により若干変更する場合がある。評価方法に関しては、受講態度など、その他要因を考慮する場合があり、また諸状況を考慮し配点比重を変更する可能性がある。なお、本講義においては主体的なノートテイキングが必須である。 |