00522 思想史に学ぶ人間の尊厳2
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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長倉 久子 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 〈人間らしさ〉を考える |
講義内容 | 本講義では「人間の尊厳」を思想史に基づいて考察する。そのために、過去の様々な人間論に関わる思想の中でテーマ化された人間の問題を抽出して、それが歴史的、文化的なコンテクストのなかでどのように解釈されてきたかを学ぶ。 |
学修目標 | 過去の思想的遺産を手がかりに現代における人間論の諸問題にも光を当て、自分なりの「人間の尊厳」の理論的基礎づけを見出せるようにする。 |
講義計画 | 人間と他の生物とはどのように異なるのだろうか、人間らしさとは何なのだろうか、人間らしい生き方とは、などの問いをめぐって、思想史の中から学びつつ、現代の我々の生き方を振り返ってみます。 本年度は、手がかりとして『星の王子さま』や『モモ』などのメルヒェン・児童文学に表現されている哲学的永遠的なテーマ(愛とは何か、いのちの尊厳とはどのようなことか、心は人間に固有なのか、時間とは何か、数や量の世界は何を意味するか、労働は人間らしさとどのように関係するか、人間にとって欲望とは何か、などなど)を読み解き、それらのテーマが思想史ではどのように扱われてきたか、を学びます。 |
評価方法 | 出席・授業への参加度(30%)とレポート(70%)による総合的評価。なお、レポートを提出できるのは原則として授業日数の3分の2以上出席した学生とします。 |
テキスト | サン・テグジュぺリ『星の王子さま』(どの翻訳・どの版でもよい)とミヒャエル・エンデ『モモ』(どの版でもよい)、そして随時、コピーを配布し参考書を紹介します。 |
その他 |