南山大学　シラバス検索用

指定	選必	期間	春学期秋学期
単位	２	年次	1〜4
担当者	鈴木　貴之

他の科目との関連
履修対象学科	全
副題	脳科学と現代社会
講義内容	脳の働きに作用する薬物によって注意力や記憶力を高めることが可能になったとしたら、われわれは、このような薬物を自由に利用してよいのでしょうか。また、犯罪者の脳に異常があることが判明したとき、われわれはなおもその犯罪者を罰するべきなのでしょうか。近年めざましい発展を遂げている脳科学は、われわれの社会にこのような難問を数多く生じさせます。この授業では、脳科学の最新の研究成果を紹介しながら、これからわれわれの社会で生じる可能性のあるさまざまな問題について考えていきます。
学修目標	１．現代の脳科学の主要な成果を理解する。２．脳科学の発展が社会にどのような問題を引き起こすかを理解する。３．科学技術の本質や科学技術と人間社会の関係についての理解を深める。
講義計画	１　イントロダクション２　雰囲気の操作３　認知能力の増強４　記憶力の増強５　精神病の薬物治療６　マインドリーディング７　ブレイン・マシン・インターフェイス８　メディアと暴力９　マーケティング 10　責任能力 11　刑罰 12　意志の自由 13　道徳の自然化 14　まとめ 15　定期試験
評価方法	定期試験の成績（70％）、各回に提出してもらうコメントの評価（30％）。
テキスト	特定のテキストは使用しませんが、授業の中で参考文献を紹介します。
その他