南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
林 順子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 日本の政治と経済の見方・考え方
講義内容  2006年日本経済は、いざなぎ景気を超える長期好況を達成した。しかし、その内容は明るい側面ばかりではない。財政赤字、少子高齢化の進展、輸出依存など、日本経済は今も、先行きの見通しがつかない状況が続いている。本講義では、そうした現在の日本経済を理解するのに役に立つと思われるキーワード、データの読み解き方を紹介する。
学修目標  経済学の基礎的な知識を身につけ、新聞記事の内容がある程度把握できるようにする。
講義計画 I.国内経済全般(GDP・物価・景気)
  第1回 はじめに:経済と市場
  第2回 GDPからわかること
      (GDP、GDEの内訳、内需、外需、GDEの内訳、内需主導型、外需主導型、経済成長率)
  第3回 良いデフレ・悪いデフレ
      (GDPデフレーター・物価指数・インフレとデフレ・デフレの原因・デフレ=スパイラル)
  第4回 景気とモノサシ
      (景気の波・景気動向指数・日銀短観)
II.財政
  第5回 財政赤字
      (国債・世代間の不公平・クラウディング=アウト・財政の硬直化・プライマリーバランス)
  第6回 少子高齢社会の財政
      (公的年金保険、税制改革)
  第7回 財政投融資と郵政改革
      (郵政民営化・特殊法人・独立行政法人)
III.金融
  第8回 日本銀行と銀行
      (銀行の機能、日本銀行の機能)
  第9回 「ゼロ金利政策」の終焉
      (金融緩和、金融引き締め、公開市場操作、日銀当座預金、ゼロ金利政策、量的緩和)
IV.国際経済
  第10回 経済のグローバル化
      アジアと日本の関連・WTOとFTA
V.バブル経済と余波
  第11回 バブル経済と崩壊
  第12回 崩壊後の日本
VI.中部経済
  第13回 中部財界の歴史
  第14回 (予備)
評価方法  定期試験を基本に、任意提出のレポート(課題は講義中に発表)の点数を加算する。
テキスト  毎回プリント・資料を配付する
その他  南山大学経済学部編『大人になるための経済学入門』NHK出版、2002年など