南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
渡部 森哉
他の科目との関連
履修対象学科
副題  建築の考古学−新大陸アンデス地域を中心に−
講義内容  人間は様々な建築を建設してきた。各建築はその形態、機能によって、住居、神殿、宮殿、ピラミッド、墓、倉庫など様々な名称で呼ばれる。この授業では、建築を手がかりとして、それを作り出した人々の文化、社会について考える。その際、建築の意味を通時的視点から、つまり長い時間幅の中で分析する。
 南米アンデス地域の事例を主に取り上げる。
学修目標  建築の特徴からそれを作り出した社会について考えられるようにする。他の国、地域の建築を、その土地の歴史的葉池に照らし合わせて理解できるようにしたい。
講義計画 1.イントロダクション
2.考古学の基礎知識
3.定住化とアーバニゼイション(都市化)
4.自然環境と建物
5.神殿の設計図−アンデスの建築(1)−
6.神殿更新の行方−アンデスの建築(2)−
7.山地の神殿の活性化−アンデスの建築(3)−
8.神殿の完成−アンデスの建築(4)−
9.宮殿はどこにある?−アンデスの建築(5)−
10.ご先祖様の墓−アンデスの建築(6)−
11.野外民族博物館リトルワールドの見学
12.人類学博物館の見学
13.建築と社会
14.まとめ

 パワーポイントを使用しながら授業を行う。毎回感想・質問を書いてもらい、質問に対しては次の授業の冒頭で答える。
評価方法  出席・平常点20%、小レポート10%、期末レポート70%。
 小レポート:犬山にある野外民族博物館リトルワールドに行き、そこにある建物の一つを選んでレポートを作成する。
 期末レポート:実際に具体的な建築物を一つ選んで観察しレポートを作成してもらう。字数は本文のみで4000字以上とする。書き方の詳細については初回の授業で説明する。
テキスト  適宜参考文献を指示する。
その他  リトルワールド見学は休日に行う予定である。もし参加できなければ、別の日に行ってレポートを作成すること。交通費、入場料は各自が負担する。