南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
山田 秀
他の科目との関連
履修対象学科
副題 民法を中心とした法学入門
講義内容  法学への入門として、身近な法である民法を中心に、基礎的概念を解説していく。民法は2005年4月から口語条文化されて読みやすくなったが、条文の数は膨大である。そこで、民法典の構造と特徴を学ぶとともに、民法のうちでも財産法の分野、とりわけ契約と不法行為を中心に事例を織り交ぜながら解説をする。最後に、国際法についても若干触れる予定である。
学修目標  法学の基礎的事項、法秩序の構造と機能、民法典の構造と特徴、民法上の基礎的概念を習得することを目標とする。
講義計画 大凡以下の順序に講義を進める予定である。
I 法の社会規範性(法、習俗、道徳、宗教)、及び法の定義
II 法規範の特色と構造(存在法則と当為法則、実効性、正当性、効力など)、及び法の分類
(自然法と人定法、公法と私法、実体法と手続法、など)
III 民法の定義(実体私法の一般法、一般法と特別法)、及び日本民法典の構造(パンデクテン方式)
IV 民法の重要概念の説明(物権と債権、総則と各則、権利の種類など)
V 契約法(1)概説
VI 契約法(2)動産と不動産の売買(1)
VII 契約法(3)動産と不動産の売買(2)
VIII 契約法(4)賃貸借、請負他
IX 不法行為(1)概説(不法行為と犯罪、不法行為の目的と機能など)
X 不法行為(2)成立要件
XI 不法行為(3)効果(1)
XII 不法行為(4)効果(2)
XIII 国際法の形成と展開過程(1)
XIV 国際法の形成と展開過程(2)
評価方法  主として筆記試験により評価を行う。登録人数によっては、毎回出席を確認し、同時に小問題(小レポート)を課すこともあり得る。その場合には、それを考慮に入れる。
テキスト 開講時に指定する。
その他