南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2秋〜4
担当者
アッセマ庸代
他の科目との関連 ホリスティック死生論
他学科履修
副題
講義内容  パラダイム論では、生命を対象とする学問の方法論について考察する。近代の自然科学的方法論を踏まえた上で、現代人の「いのち」の認識に応じた学問のあり方、研究法、自己実現型研究システム、ポストモダン未来の発想は何かを探る。生命科学、生命論、死生論、和学形成のアプローチ等を検討する。各自の発想転換も自覚し合うことで、今後の日本人の学のあり方も、ともに思考し、試行する時空間としたい。
学修目標 ・授業計画の各用語の学術用語としての意味を知る。
・同時に、日常社会現象や自分の歴史と各用語の意図をつなげて、
 日常生活での考え方の用語としても、用いられるようにする。
講義計画 I.パラダイムとパラダイム論
 1)知の秩序づけ・枠組み
 2)秩序・無秩序・非秩序・混沌
 3)西欧型学問枠 神学・哲学・科学
 4)日本型学問枠 
II.西と東の統合
 5)見える宇宙物理と見えない宇宙意識
 6)西洋医学と東洋医療 ホリスティック・ホロン関係子・ヤヌス
 7)科学における「自己」の位置
 8)宇宙における「人間」の位置
III.パラダイム・シフト
 9)物質編
 10)生命編
 11)生命意識編
IV.パラダイム・ワーク
 12)認識法の変化と人間の自由、自己実現としてのライフ・サイエンス
 13)真理の所在の相対性・関係性
 14)気づきawareness 直観力とspirituality研究者意識の枠組み
 15)「大」学・和学
評価方法 レポートの成績による。
テキスト C+Fコミュニケーションズ編・著「パラダイム・ブック」(日本実業出版社)
日本ホリスティック医学協会編「ホリスティックパラダイム」(柏樹社)
トマス・クーン著、中山茂訳「科学革命の構造」(みすず書房)等、随時参照。
その他 ・学問史・自分史における「目からウロコ」を意識化し、自由自在な自己・他者理解をもとうとして参加して下さい。