20036 現代日本社会論(自己発見と自己成長)
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選 |
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秋学期 隔週 |
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2 |
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2秋〜4 |
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櫻井 進 |
他の科目との関連 | 現代日本社会論(問題発見と問題解決) |
他学科履修 | 可 |
副題 | 現代社会を生き抜くために(キャリア支援科目) |
講義内容 | 日本社会は、いま、激しい変化に見舞われている。1930年以降成立した、日本の社会システムは、終焉を告げている。終身雇用制・年功賃金・福利厚生といった「日本型システム」に根ざした雇用関係は崩壊し、グローバリゼーションの中で、国民国家の枠組みを越えた、新たな社会変容が生まれている。 このコースでは、多様化する現代日本社会で、自己のすがたを見いだし、自己を開発し、自己成長するかを、社会の中で生きるということに焦点を当てて、受講者とともに考えていき、たんなる就職支援だけではなく、困難な現代日本社会でのキャリア形成を支援してゆきたいと思います。 |
学修目標 | 1.現代社会を生きるためのさまざまな技法を学ぶ。 2.グループワークを学ぶ。 3.他者のことばを注意ぶかくきく。 4.論理的思考を学ぶ。 |
講義計画 | 1・2 プロローグ:現代日本の若者の意識の変容を理解し、二極化する格差社会をどう生きるかを考える 3・4 同時代を考える:具体的な統計データや歌謡曲・Jポップの変遷や歴史的事件を参照しながら、同時代を客観化することで、新たな生き方を探る。 4・5 生活者としてどう生きるか:奥薗寿子さん(料理研究家)の生き方を参照にして、現代社会で生きる具体的な技法を考える。 6・7 教師として生きる:水谷修さん(夜回り先生)の生き方を通して、教師として、人間として、弱い自分を全肯定して生きる生き方を考える。 7・8 企業家として生きる:稲盛和雄(京セラ名誉会長)の生き方を通して企業家・企業家の社会的倫理や人間としての人生の充実のさせかたを考える。 9・10 戦後日本の「あたりまえ」を疑う(1):破綻しつつある戦後日本社会が「あたりまえ」としていたものを再検討することで、社会・企業・家族・男女のあらたなありかたを探る。今回は「結婚」神話の崩壊 11・12 戦後日本の「あたりまえ」を疑う(2):破綻しつつある戦後日本社会が「あたりまえ」としていたものを再検討することで、社会・企業・家族・男女のあらたなありかたを探る。今回は「サラリーマン」神話の崩壊 13・14 多元的共生社会をめざして:日本型社会の崩壊の後に、個の個別性・固有性を尊重するような社会がいかに可能なのかを探る。 15 レポート提出 |
評価方法 | 出席(30%)・レポート(70%)による評価。 |
テキスト | 毎回、プリントを配布します。なお、参考文献に関しては、第一回の講義でリストを配布いたします。 |
その他 | 開講形態は、隔週二コマ連続。開講日は、掲示に注意してください。 |