21112 キリスト教学演習I、II
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必 |
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春学期 秋学期 |
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柳澤 田実 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 人間の可能性としての「感覚」 |
講義内容 | キリスト教において、超越的な存在である神は、原理的には人間の感覚によっては捉えられない感覚不可能なものであると規定されます。しかし、実際には、人間が生存する上で不可欠なこの感覚という能力は、思想史的にも文化的にも、神を知るためのプロセスから完全に排除されることはなく、様々な形態で重要な役割を獲得するに至っています。たとえば神秘思想においては神を「甘い」「美しい」ものとして感受するという「心の感覚」という概念が創り出され、美術史においては、象徴、イコンといった名のもとに、超越的な存在をアクセス可能にする媒体(メディア)が数多く生み出されました。この演習では、キリスト教という一宗教において「感覚」がどのように捉えられてきたのかを研究し、人間が動物とも共有するこの「感覚」という能力の可能性について、様々な方向から考察を深めます。個人の研究テーマは「感覚」に限定する必要はありません。キリスト教に関わる哲学、芸術のどちらかに関心がある方と共に研究を進められるように授業を構成します。 |
学修目標 | 「感覚」という問題を中心に、キリスト教に基づく芸術などの文化現象や哲学的思索について学修する。キリスト教に由来する諸概念の把握、哲学的な思考方法の習得が目指される。また、テキストを正確に読み、要約する、レポートを正しい形式で書き、レジュメに基づいてプレゼンテーションができるようになるといった基礎学力の習得にも努める。 |
講義計画 | 1. イントロダクション 2〜4.文献購読 5〜6.文献購読・作品分析 7〜13.研究発表 14. 総合検討会 後期は基本的には全て個人の研究発表になります。 |
評価方法 | 出席態度30%、発表40%、期末レポート30%の総合評価。 |
テキスト | 初回に候補を持参して、出席者と決めます。 またテキストだけではなく、映像や絵画などの作品を分析するという訓練も行います。 【その他】研究を進めるための個別指導も行います。 |
その他 |