南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
奥山 倫明
他の科目との関連
他学科履修
副題 戦後アメリカ宗教史
講義内容  1950年代に《プロテスタント・カトリック・ユダヤ教》と類型化された戦後アメリカ合衆国の宗教の多様性は、1965年の移民法改正を経て、いっそうの多様化が進み、宗教多元主義の様相を呈してきた。
 その後、1980年代には主流派プロテスタントの停滞が指摘される一方で、一貫したカトリックの増大、また福音主義、原理主義の興隆が注目を集めて今日に至っている。
 この授業では、近年の基本的な諸文献の読解を通じて、戦後アメリカ宗教史に関する全体像の把握を目指す。
学修目標 ・アメリカ合衆国におけるキリスト教史の概要を把握する。
・アメリカ合衆国の現代史の概要を把握する。
・戦後アメリカ宗教史の概要を把握する。
講義計画 1〜3、アメリカ・キリスト教史の背景(1)〜(3)
4〜6、戦後アメリカ合衆国史の概要(1)〜(3)
7〜9、戦後アメリカ宗教史(1)〜(3)
10、文化戦争をめぐる諸問題
11、宗教多元主義の現状
12、政教関係をめぐる諸問題
13、まとめ
評価方法 授業への参加様態(40%)と、期末レポート(60%)による総合評価
テキスト 有賀夏紀『アメリカの20世紀』(下)中公新書、2002年
堀内一史『分裂するアメリカ社会』麗澤大学出版会、2005年
森本あんり『アメリカ・キリスト教史』新教出版社、2006年
その他