南山大学

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指定
 選必
期間
 春学期
単位
 ２
年次
 2〜4
担当者
 鳥巣義文
他の科目との関連 キリスト教概論のような、キリスト教に関する基本的知識を前提とする。
他学科履修 可
副題 対話と告白—預言者と神の理解をめぐって
講義内容 本講義では、世界宗教の中でも多数の帰属者を有するイスラームとキリスト教を取り上げて、その思想的特徴を把握する。そのために、両宗教の表明する預言者理解と神理解に焦点を当てて比較検討する。リアクションペーパー提出による意見交換の機会を作り、共に考えていく。
学修目標 文明の衝突というような表現によって、合い争うイメージのみが先行する両宗教であるが、(1)その預言者また神についての理解を比較することにより、(2)対話的な相互理解の可能性を発見するよう試みる。
講義計画 １　オリエンテーション
２　キリスト教とイスラームの現状ついて
３　キリスト教の成立と教義について
４　イスラームの成立と教義について（１）
５　イスラームの成立と教義について（２）
６　預言者をめぐる論争点について（１）
７　預言者をめぐる論争点について（２）
８　神理解をめぐる論争点について（１）
９　神理解をめぐる論争点について（２）
10　省察—問題点、関心点の明確化
11　イスラームとキリスト教の相互理解へ向けて（１）
12　イスラームとキリスト教の相互理解へ向けて（２）
13　イスラームとキリスト教の相互理解へ向けて（３）
14　まとめと展望
15　定期試験
評価方法 出席状況とリアクションペーパー提出による議論への参加（以上２割）、定期試験（８割）によって判断する。
テキスト 適時、プリントを配布する。
その他 参考文献として、鳥巣義文『対話と告白—キリスト教とイスラームの神理解をめぐって』（新世社、2001年）¥1800を挙げておく。他の参考文献は、講義中に紹介する。