南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2
担当者
青山 幹哉
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  日本史学の方法
講義内容  本学科生は、3・4年次に演習(ゼミ)を履修し、4年次には研究プロジェクト論文(いわゆる卒業論文)を作成しなければなりません。2年次の基礎演習は、そのための準備講座です。各担当教員がそれぞれの専門領域で開講するゼミ形式をとります。
学修目標  1年次の基礎演習で学んだ技法を応用し、ある特定の学問領域における問題発見法、効果的な発表、議論の仕方、論文(レポート)の書き方などを身につけます。
講義計画  日本史研究の方法について、下記の計画で学びます。2〜7、9〜10、12〜14については、あらかじめ決められた事項について調べた発表者(複数)が報告し、それについて他の学生が討論する形式をとります。8・11については、PC教室を使用します。

1.歴史は何によって書かれるのか
2.史料論(1) —宮本武蔵・忠臣蔵のもと史料
3.史料論(2) —史料集の編纂
4.史料論(3) —史料解読
5.史料採訪(1)
6.史料採訪(2)     
7.荘園調査
8.データベースの利用(1) 
9.「島津家文書」を読む(1)
10.「島津家文書」を読む(2)
11.データベースの利用(2)
12.時代を読む(1)
13.時代を読む(2)
14.時代を読む(3)
15.定期試験
評価方法  課題発表の内容と形式(30%)、討議への参加(20%)、提出レポート(20%)、試験(30%)。
テキスト  山本博文『日本史の一級史料』光文社新書253、2006年
 その外、必要な場合、配布します。
その他  参考文献は以下の通り。
 小和田哲男『歴史探索入門』角川選書352、2003年
 小山田和夫『入門 史料を読む—古代・中世—』吉川弘文館、1997年
 飯沼賢司『環境歴史学とはなにか』(日本史リブレット23)山川出版社、2004年
 その他、適宜、授業の中で紹介します。