南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
鈴木 貴之
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  バイオテクノロジーの倫理的問題
講義内容  現在では、遺伝子操作技術を用いて重い遺伝病を治療したり、薬物を用いて精神病を治療したりすることが可能になりつつあります。では、遺伝子操作によって運動能力の優れた人間を作り出したり、薬物を用いて健康な人の記憶力や集中力を高めたりすることも許されるのでしょうか。この演習では、このような問題を題材にして、われわれは現代の科学技術にどのように関わっていけばよいのかを考えていきます。
学修目標  1.テキストの講読を通じて、研究プロジェクト論文(卒業論文)の作成に必要な知識を身につける。
 2.演習における議論を通じて、研究プロジェクト論文の作成に必要な論理的思考力を身につける。
 3.レポート作成を通じて、研究プロジェクト論文の作成に必要な文章力を身につける。
講義計画  毎回担当者にテキストの内容を報告してもらい、それについて参加者全員で議論します。このテキストを順調に読み終えることができれば、同様の問題を論じた他の文献も読んでみたいと思っています。

1 イントロダクション
2 テキスト第一章の講読と議論
3 テキスト第二章の講読と議論
4 テキスト第三章の講読と議論
5 テキスト第四章の講読と議論
6 テキスト第五章の講読と議論
7 テキスト第六章の講読と議論
8 テキスト第七章の講読と議論
9 テキスト第八章の講読と議論
10 テキスト第九章の講読と議論
11 テキスト第十章の講読と議論
12 テキスト第十一章の講読と議論
13 テキスト第十二章の講読と議論
14 全体についての議論。
評価方法  授業への参加、報告の内容、学期末のレポート(配分はそれぞれ三分の一)。
テキスト  フランシス・フクヤマ『人間の終わり』ダイヤモンド社、2002年。
その他