22236 考古学概論B
|
選必 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
1・2 |
|
渡部 森哉 |
他の科目との関連 | 「考古学概論A」を既習であることが望ましい。 |
他学科履修 | 可 |
副題 | 国家の考古学−インカ国家の実像− |
講義内容 | 世界には、国家という政治組織が形成された地域とされなかった地域がある。この授業では、考古学の立場から、国家社会と非国家社会を比較し、国家の特徴について考える。 南アメリカ大陸の西部に15、16世紀に台頭したインカ国家を具体的事例として取り上げる。 |
学修目標 | 人類が作り出す、組織・制度の、成立・維持・崩壊のプロセスを考える。また、文字資料なしに、国家という複雑な組織について研究する難しさと面白さを知る。 |
講義計画 | 1.イントロダクション 2.国家とは何か−近代国民国家と古代国家− 3.古代国家の神話−古代国家成立のモデル− 4.インカ国家の誕生−インカ国家(1)− 5.アンデス社会の基本原理−インカ国家(2)− 6.インカ国家の政治組織−インカ国家(3)− 7.インカ国家の経済組織−インカ国家(4)− 8.図像とキープ−インカ国家(5)− 9.インカの王様−インカ国家(6)− 10.インカ国家の地方支配−インカ国家(7)− 11.スペインとインカ 12.旧大陸の古代国家と新大陸の古代国家 13.国家に抗する社会 14.まとめ パワーポイントを使用しながら授業を行う。毎回感想・質問を書いてもらい、質問に対しては次の授業の冒頭で答える。 |
評価方法 | 出席・平常点20%、小レポート10%、期末レポート70%。 小レポートは現代の国家について調べてまとめてもらう。 期末レポート:何らかの組織、団体、集団(サークル、ファンクラブ、〜会、etc.)について調べてをまとめてもらう。字数は本文のみで4000字以上とする。書き方の詳細については初回の授業で説明する。 |
テキスト | 参考文献 ピース・増田、1988年、『図説インカ帝国』、小学館。 ロストウォロフスキ、2003年、『インカ国家の形成と崩壊』、東洋書林。 |
その他 |