22311 現代の哲学A
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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服部 裕幸 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 功利主義思想とその批判 |
講義内容 | 功利主義思想は現代英米の代表的な倫理思想であるのみならず、経済学の哲学においても重要な役割を演じている。この講義では、功利主義思想の簡単な歴史をたどることによってその基本的な考え方を知るとともに、正義論という文脈において、それに対する現代の代表的な批判を検討する予定です。 |
学修目標 | 正しい行為とは何かという問題と、それに関する一つの代表的な見解を知るとともに、その問題に関する自分なりの意見を持つことができるようになることを目標とする。 |
講義計画 | 以下のようなトピックに焦点を当てて講義を進めていく予定です。 1 序 2 功利主義とは何か 3 ベンサムの功利主義−功利の原理− 4 ベンサムの功利主義−快楽計算− 5 J.S.ミルの功利主義−快楽の質的差異− 6 J.S.ミルの功利主義−行為功利主義 vs 規則功利主義− 7 J.S.ミルの功利主義−善の定義可能性− 8 J.S.ミルの功利主義−『自由論』との関係− 9 ロールズの正義論−倫理の理論の経験的テスト− 10 ロールズの正義論−契約論の伝統− 11 ロールズの正義論−無知のヴェール− 12 ロールズの正義論−正義の二原理− 13 ロールズの正義論−マックスミン・ルール− 14 ロールズの正義論−功利主義 vs 正義の原理− 15 定期試験 |
評価方法 | 学期末に行なわれる筆記試験の成績によって評価します。 |
テキスト | 教科書は使用しない。講義の中で適宜、参考書を紹介するつもりです。 |
その他 |