南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
後藤 明
他の科目との関連
他学科履修
副題  ハワイから見た環太平洋の民族交差
講義内容  ハワイ諸島の人類居住やハワイ文化の成立、クック艦長以降のハワイ王国の興亡、さらに移民時代、ハワイ先住民の権利回復運動、さらに近年日本におけるハワイブームなどから、太平洋の交差点としてのハワイを再認識する。同時に同じオセアニアでも異なった民族状況の存在する社会(フィジーやソロモン)についても比較として見る予定である。

【学修概要】 孤立状況から一転してクック以降欧米の太平洋戦略の拠点となったハワイ、また日系をはじめとした多種多様な移民が共存する社会となったハワイ、さらに日本の開国以来しばしば日米外交の要となったハワイに焦点を絞りながら、「ミクロ」から「マクロ」を見る視点を養うのが目標である。
学修目標
講義計画 1〜3.ハワイの自然と人類の居住およびハワイ文化の成立
4〜6.西欧人の到来とカメハメハの台頭、そしてハワイ王国の興亡
7〜10.移民時代の到来と日系移民の民俗学
11〜12.ハワイ先住民の権利回復運動(ハワイ語、フラ、カヌー文化等)
13〜14.メラネシアの比較事例
15.  定期試験
評価方法  4択問題の小テスト二回(40%)および論述形式の期末試験(60%)期末試験は教科書・ノート持ち込み可。
テキスト 後藤 明・松原好次・塩谷亨編『ハワイ研究への招待』(関西学院大学出版会)、2500円。
その他 講義の進捗状況でテーマの若干の変更はありうる。