南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
加藤 隆浩
他の科目との関連
他学科履修
副題 ラテンアメリカ文化をめぐる論争から
講義内容  学問の発展の際には常に論争がある。研究者が自らの威信をかけて行う知的真剣勝負の場でもある。当然のことながらそこでは様々な理論や新事実、時にはデータの改竄という反則行為まで飛び出す。ラテンアメリカ文化研究の場合においても例外ではない。この授業ではラテンアメリカを舞台に捲き起こった幾つかの論争をとりあげ、何が論点となり、それがどのように解決に向かったかを考える。したがって、この授業では、結果としてどのようなことが分かっているか、を考えるのではなく、一つの結論が出てくるまでのプロセスを追うことになる。
学修目標  この授業で扱う論争を通観することで、先人のディベードを追体験し、問題を解決する知的スリルを味わいながら、その方法論を身につけて欲しい。
講義計画 第1回目
論争から分かること
第2回目〜4回目
EARLY MANはどこから来たか:海に沈んだ大平原
第5回目〜7回目
縄文人が海を渡った:縄文−バルディビア論争
第8回目〜10回目
間違いだらけの謎解き合戦:ナスカの地上絵を推理する
第11回目〜12回目
うまそうな肉がゴロリゴロリかな−−アステカ文明いけにえの謎
第13回目〜14回目
発展の発展は没落か:マヤ文明消滅のシュミレーション
第15回目
白人を神と取り違えた人々:インカ皇帝とスペイン人の出会い
評価方法 レポートの内容と学期末に課される試験の総合点による。
テキスト 必要に応じてプリントを配布する。
その他