南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	秋学期
単位	２	年次	2〜4
担当者	長田　友也

他の科目との関連
他学科履修	可
副題	日本列島の文化と歴史の多様性及び大陸との交流の実像
講義内容	本講義は、「倭」の形成から「日本」の登場までの日本列島の文化と歴史を、従来のように「倭」から「日本」へという形で説明するだけではなく、「倭」や「日本」の文化が及ぶ範囲以外の日本列島にはどのような文化が展開したのか、そのことをも視野に入れて、北に展開した北方文化としての続縄紋文化や擦文文化・オホーツク文化のこと、南に展開した南島文化としての貝塚文化のことをも含めて、「中の文化、北の文化、南の文化」という形で説明するものである。と同時に、「中の文化、北の文化、南の文化」は、それぞれが大陸との交流を独特な形で繰り広げてきたことが近年の考古学的成果により、より鮮明になっていることに依拠しながら、それぞれの文化の交流関係を説明するものである。
学修目標	日本列島という地域のもつ特性をふまえ、その文化と歴史の多様性や、交流の実像を理解する。
講義計画	下記の項目をもうけて、考古学資料を多用しながら説明する予定である。１．　　「倭」と「日本」２．　　日本列島の形成と基層文化３．　　「北の文化」「中の文化」「南の文化」４．　　「北の文化」としての続縄文文化５．　　「北の文化」としての擦文文化６．　　「北の文化」としてのオホーツク文化７．　　「南の文化」としての貝塚文化８〜９．貝の道と「中の文化」 10〜12．「中の文化」の朝鮮半島との交流と、その意義 13．　　「日本の文化」としての飛鳥文化 14．　　まとめとしての「複眼的に見る日本列島史」 15．　　定期試験
評価方法	学期末に試験を実施する（90％）。出欠状況、授業態度も評価に反映させる（10％）。
テキスト	必要に応じてプリントを配布する。
その他