南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
斎藤  衛
他の科目との関連 人類文化学科「統語論」、「言語と知識 (統語論)」、または、英米学科「英語学特殊研究 (統語論)」をすでに履修していること。
他学科履修
副題
講義内容  句構造と削除現象をとりあげて、詳細な日英語比較を行なう。日本語と英語の根本的な共通性をふまえた上で、日本語の特殊性を明らかにし、日本語研究が、どのような形で文法の一般理論の発展に寄与しうるかを具体的に検討する。講義を中心に授業を進めるが、受講者がそれぞれ研究テーマを見つけ、主体的に授業に関わることが期待される。
学修目標  削除現象を題材として、統語分析と比較統語論研究の方法を学ぶ。詳細なデータの分析に基づいて比較研究を行ない、理論的な提案ができるようになることが目標である。
講義計画 1. 序:言語研究のめざすところ
a.科学の対象としての言語
b.日英語対照研究の意義
2. 句構造
a.日英語の句構造規則
b. X’理論と主要部パラメター
c.CP / DP仮説
d.述部内主語仮説
3. 削除現象
a.VP削除、N’削除、S削除
b.削除現象の統一的説明
c.日本語におけるN’削除
d.日本語におけるVP削除とS削除
4. 日本語文法の特殊性
a.項削除仮説
b.VP削除 / S削除再考
c.移動と削除
d.併合に関するパラメター
評価方法 小テストおよび定期試験(20%、80%)
テキスト プリントを配布する。
その他