22625 人類文化学特殊講義(言語哲学)
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選 |
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春学期 |
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2 |
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3・4 |
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服部 裕幸 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 言語は単なるらくがきなどとは異なり、何かを指示したり意味したりする(のに使われる)。しかし、ある記号が何かを指示するとか意味するとはいかなることなのだろうか。また、人が言語を話すときには規則にしたがっている。しかし、規則にしたがうとはどういうことなのか、どのような規則にしたがっているのか。このような問題を検討することによって言語や言語についての知識の本性を考える。 |
学修目標 | 言語哲学の諸問題のいくつかの考察を通じて、言語について哲学的に考えるとはどのようなことなのか、ということを体得することを目標とする。 |
講義計画 | 今年は次のテーマについて順次考察していく予定である。 1.言語哲学とは何か? 2.言語学と何が違うのか? 3.意味は指示か? 「独身者」と「結婚していない人」は同じ意味である。したがって、「独身者=結婚していない人」と 「独身者=独身者」は同じ意味である!何か変なとこありませんか? 4.フレーゲの提案 5.ラッセルの記述の理論 6.記述の理論批判 7.ドネランの議論 8.Q and A 9.意味に関する検証主義 10.論理実証主義について 11.サピア=ウォーフの仮説 12.言語的相対性 13.チョムスキーと言語の普遍性 14.Q and A 15.定期試験 |
評価方法 | 学期末に実施するテストによって評価する。 |
テキスト | 服部裕幸、『言語哲学入門』、勁草書房 2003 参考書については授業中に随時紹介する。 |
その他 |