南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2
担当者
中野 清
グラバア 俊子
川浦 佐知子
楠本 和彦
アッセマ 庸代
他の科目との関連 人間関係フィールドワークIIは、Iが履修済みであること(必須条件)
他学科履修
副題 学外での人間関係実習
講義内容 フィールドワークIでは、学生は福祉関係施設での半年間にわたる「人間関係実習」を行う。教員は適時学生の実習先を訪問し、実習の実際状況を把握し、受け入れ施設との関係を調整する。体験実習と同時にフィールドワークを通しての学習を促進するための学内授業を実施する。
フィールドワークIIでは、同じ福祉関係施設での半年間にわたる様々な体験を通して、「生きること」や「人間」とは何かといった問題を考える。また、フィールドワークを通しての学習を明確化するための学内授業を実施する。
学修目標 ねらい:                      そのために:

◎気づき(自分、他者、お互いの関係、社会、の   ・学外に出て現場の人間関係に入り、現場を理解
 あり方に気づく)                 し、様々な人と関わる
◎行動化(自分の気づきや思いを行動化し、役立   ・その体験をふりかえり、体験から学ぶ
 てる)                 
◎洞察(人間存在や人間関係の基本的なテーマに   ・自分なりの目標をたて、試みる
    ついて、じっくり考えを深める)
    生きるとは? 関わるとは? 援助とは?  ・自分を役立てる
    人間とは? 愛とは?
講義計画 人間関係フィールドワークI・IIは以下の2つの内容から構成されている。
(1)福祉関係施設での実習(水曜日全日):受講生は、自らが選択した福祉関連施設(養護学校、老人福祉施設、障害者施設、など)で1日を過ごす。また、そこでの体験や学びをジャーナルに記録し、担当教員に提出する。
(2)学内での授業(火曜4限):実習先での体験を明確化するための講義や討論、実習が行われる。また、提出されたジャーナルはここで担当教員によるコメントとともに返却される。また、学期の終わりには、フィールドワークで学んだことを発表するための報告会が全体で実施される。
従って、受講生にとって、火曜4限と水曜全日(1〜4限)が「人間関係フィールドワークI・II」の時間となる。
 なお、学内授業の予定は以下の通りである。
人間関係フィールドワークI(春学期)
1〜4.学内オリエンテーション
5〜10.担当者グループごとでの体験シェアリング
11.  中間報告会の提示
12〜14.中間報告会の準備
15.  中間報告会
人間関係フィールドワークII(秋学期)
1.  学内オリエンテーション
2〜3.担当者グループごとでの体験シェアリング
4.  プロセス・レコード形式のジャーナルについて
5〜6.プロセス・レコードを用いての担当者グループでのシェアリング
7〜8.外部講師による講演
9〜10.担当者グループごとでの体験のシェアリングと洞察
11.  最終報告会の提示
12〜14.最終報告会の準備
15.  最終報告会
評価方法 学外での実習への出席、ジャーナル提出、学内授業への参加、およびレポートの提出による。評価はPF方式で行う。
テキスト
その他 ・実習先までの交通費、養護学校などでは昼食の給食費、一部のフィールドワーク先では実習協力費、等
 の実費が必要になる。また、保険代、報告書作成費用などの諸経費として、春学期の初めに費用を集め
 る(2006年度は年間3,000円であった)。
・フィールドワーク先は、4月の学内授業時に、指定された施設から選択することになる。なお、2006年度フィールドワーク先は以下の18施設であった。
 佐織養護学校、名古屋養護学校、一宮養護学校、港養護学校、小牧養護学校、岡崎養護学校、安城養護学校、三好養護学校、春日台養護学校、豊田養護学校、名古屋子ども適応相談センター、AJU 自立の家、むつみ福祉会、さわらび園、なごやかハウス福原、愛知たいようの杜、愛泉館、国際子ども学校
・カリキュラム改正に伴う単位数の変更のため、2000〜2003生については追加の課題が課せられることになる。2000〜2003生は中間レポートとして春学期、秋学期各々課題リストから選んで2つの読書レポートを提出すること。
 2000〜2003生は、科目コード23851、23856で登録すること。
 2004生以降は、科目コード23301、23306で登録すること。