南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
池住 義憲
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容  日本人として、アジア諸国や日本国内で生じている人権を巡る諸問題に対する気づきを広げ、思考を深め、行動化の可能性を探るための体験学習をおこないます。
学修目標 1)現実に社会で起っている具体的問題、課題を読み解く視点(スタンス又は立脚点)を明確にすること。
2)今後、社会の中で生きていく一つの「出発点」「基盤」を自らのなかに自らで培うこと。
講義計画  他者(隣人)に出会って、自らの生き方・あり方を学ぶ。他者(隣人)に学んで自らを見直し、変えていく。このセミナーでは、私たち日本にいる者がアジアに胸を借りて、アジアから学びます。単に理解を深めたり、また、知識をふやすことを目的とせず、人間としての根源的な生き方を探り、自らを変えることをねらいとしています。
参考までに、2006年度のテーマ・課題を挙げておきます。

(1)オリエンテーション
(2)『南北問題、食糧、経済のグローバル化・・・』(ワークショップ)
(3)『朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)問題』(拉致問題の背後にあるもの、など)
(4) NGO訪問(アジア保健研修所(AHI)オープンハウスに参加)
(5)『イラク戦争、自衛隊巡兵、憲法“改正”』
(6)『パレスチナ問題を読み解く』
(7)『愛知万博その後』と『愛知県知事選うらおもて!?』
(8)『日中関係と魚釣島問題、なぜ?』
(9)『いのちが先か特許が先か?:グローバル化のなかで抗エイズ薬を巡って何が起きているか? エイズ基礎知識チェックを含めて!』
(10)『被差別部落の人たちと私たち』(ビデオ『造花の判決:狭山事件』ほか)
(11)『在日コリアン:奪われている人権の実態』(在日コリアン招いて)
評価方法  一緒に考え合う場、学び合う場を大切にすることから、出席を重視します。毎講義の終わりに、その日の内容で自分は何を感じたか、自分にとってどういう意味・価値(value)があったかを自ら引き出し(Ex-)、それを「振り返り用紙」に書いて出してもらいます。試験やレポート提出はありません。毎回の「振り返り用紙」がそれに替わります。
テキスト ありません。現実に社会で起こっていること(社会の現状・脈絡、コンテキスト)そのものがテキストです。必要があればその都度関連資料などを紹介します。
その他 通常授業は2コマ連続で行います。また、学期半ばに1〜2回ほどの学外授業を行います。
旧科目名「人間関係特殊講義(アジアセミナー)」。