24106 日本文化学演習I
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必 |
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春学期 |
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辻本 裕成 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 王朝文学の研究 |
講義内容 | 日本文化、日本文学、日本語学、日本語教育の分野において、テーマを絞った上で、主要文献を読みすすみながら、討論を行う。日本という共通の軸を中心に、人間とは何かという根元的課題にせまるべく、人類に共通の課題として、それぞれのテーマを掘り下げていく。同時に、選択したテーマをいかに享受していくかという問題にも触れていく。資料を収集することや、分析を行うことを訓練しつつ、レポートにまとめあげることを学習する。 |
学修目標 | 受講者がそれぞれがそれぞれの興味に随って自分の研究を進めていけるよう、その基礎的能力を涵養する。 1 古典文学について研究をする上で、常に参照すべき書物やその使い方について学んでいただき、自力で研究を進めていけるようになっていただく。 2 高校古典や受験レベルではない、研究レベルの解釈を行えるようになっていただく。 3 自らの研究対象、研究テーマを見つけていただく。 |
講義計画 | 王朝文学(物語・日記・和歌)を研究したいと考えている人を対象に、その読み方、調べ方の訓練を行い、また個々の興味に応じて、それぞれが扱う作品・問題についての研究をサポートする。また、くずし字の読み方など、古典文学研究に諸知識も教授する。 源氏物語の最初の方の巻々の問題になる場面を輪読する。輪読担当者は、研究者がやるのと同じような方法で、担当部分に註釈を付ける。いろいろな本を調べなければならないので、少々大変だが、この訓練によって、王朝文学について調べるにはどんな本があり、どのような時にはどんな本を見ればよいのかが、大体マスターできるであろう。 1 オリエンテーション 2〜5 発表の見本、調査に必要な書物の解説 6〜13 学生の研究発表 14 予備 |
評価方法 | 発表の内容により、授業への参加度を加味する。 |
テキスト | 源氏物語の桐壷〜若紫が載ったテキストを各自何でもいいので購入すること。 (図書館で借りるのは不可) |
その他 | 各受講生が、それぞれの興味のある作品・人物・問題点を研究できるよう、なるべく個人指導を重視したいと思っている。平安文学の研究は、中世以降の研究に比べると、残っている作品や資料が少なく、やりにくい点もあるが、そのかわり、学生も第一線の研究者と同等に近い資料を手にして研究をすることができる。知識を伝えるというよりは、個々の受講生が、自分の興味に従って研究する対象を見つけ、深めていくことの手助けをしたいと思っている。 |