24126 日本文化学演習II
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必 |
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秋学期 |
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辻本 裕成 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 王朝文学の研究 |
講義内容 | 日本文化、日本文学、日本語学、日本語教育の分野において、テーマを絞った上で、主要文献を読みすすみながら、討論を行う。日本という共通の軸を中心に、人間とは何かという根元的課題にせまるべく、人類に共通の課題として、それぞれのテーマを掘り下げていく。同時に、選択したテーマをいかに享受していくかという問題にも触れていく。資料を収集することや、分析を行うことを訓練しつつ、レポートにまとめあげることを学習する。 |
学修目標 | 受講者がそれぞれがそれぞれの興味に随って自分の研究を進めていけるよう、サポートする。 1 論文を書ける、研究ができるような力を付けていただく。 2 自らの研究対象、研究テーマを見つけていただく。 3 先行研究を批判的に読み、自ら考える能力を養っていただく。 4 研究対象を自分で捜し、自分でデータを集め、そのデータを自分で分析し、そこから独自の仮説を立て、論証する、というサイクルを体験していただく。 |
講義計画 | 王朝文学(物語・日記・和歌)を研究したいと考えている人を対象に、その読み方、調べ方の訓練を行い、また個々の興味に応じて、それぞれが扱う作品・問題についての研究をサポートする。また、くずし字の読み方など、古典文学研究に諸知識も教授する。 各自の興味に従って、研究発表をしてもらう。題材は、まったく自由に選んでよい。発表担当者は、他の受講者が議論に加われるよう、充分な資料を用意すること。 また、それに先立って、自らの研究テーマと関係のする先行研究を紹介する発表をしていただく。 |
評価方法 | レポートと発表の内容により、授業への参加度を加味する。 |
テキスト | |
その他 | 各受講生が、それぞれの興味のある作品・人物・問題点を研究できるよう、なるべく個人指導を重視したいと思っている。平安文学の研究は、中世以降の研究に比べると、残っている作品や資料が少なく、やりにくい点もあるが、そのかわり、学生も第一線の研究者と同等に近い資料を手にして研究をすることができる。知識を伝えるというよりは、個々の受講生が、自分の興味に従って研究する対象を見つけ、深めていくことの手助けをしたいと思っている。 |