24163 日本文化学演習IV
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必 |
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秋学期 |
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安田 文吉 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 近世芸能文化研究 |
講義内容 | 近世(江戸時代)の歌舞伎・人形浄瑠璃作品を取り上げ、作品自体はもちろんのこと、作者・役者・観客・番付・評判記・太夫・三味線などを含めて、総合的に検討し、近世文学・近世芸能・近世文化について考える。また、歌舞伎や人形浄瑠璃は近世において人々の一番の娯楽であり、したがって農村や漁村・山村でも盛んに上演された。それらが現在地芝居として復活或いは再び盛んになりつつあるので、それらについても、芝居小屋や舞台の見学を含めて、近世芸能文化史の点から検討する。 |
学修目標 | 歌舞伎・浄瑠璃作品を取り上げ、多角的に研究することで、近世芸能文化の諸相及び日本文化の特質、さらにはその現代的意義などの一端を明らかにしたい。特に、ゼミ生による歌舞伎実演体験(顔を作り〈化粧をし〉、鬘を着け、衣裳を着、道具立ても本物を使い、下座〈三味線を含む〉も学生による生演奏)を通して、従来の研究には見られなかった研究成果を目指す。 |
講義計画 | 毎回、2〜3人のレポーターを指定、その報告をもとに全員で検討する。 1 夏期ゼミ調査・研究旅行の成果と検討I。 2 夏期ゼミ調査・研究旅行の成果と検討II。 3 御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の粗筋・趣向・特色・問題点に ついての講義(1)(冊子形態の資料配付) 4 御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の粗筋・趣向・特色・問題点に ついての講義(2)(冊子形態の資料配付)。 5 学外授業の一環として、10月23日〈火〉午後4時開演の「夜の部」の鑑賞と研究を行う〈詳しい興行日程未定のため、予定〉、費用は、学生団 体割引で4000円〈予定〉。 実際に歌舞伎を見ることで、歌舞伎の実態を考える。 6 御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の研究I。 7 御園座の顔見世興行「夜の部」上演作品の研究II。 8 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑭。 9 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑮。 10 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑯。 11 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑰。 12 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑱。 13 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑲。 14 河竹黙阿弥『青砥稿花紅彩画』の研究⑳。 15 定期試験(口述試験) |
評価方法 | 発表内容の成果と定期試験(口述試験) |
テキスト | 歌舞伎脚本・浄瑠璃正本、その他芸能文化に関する印刷物を適宜配付。 |
その他 | ◎学外授業の一環として、12月に行われる名古屋芸能文化会の講演会(例年、正統なる継承者が一人ないし二人の芸能、例えば「平曲」「貝祭文」などを鑑賞・研究する会)の鑑賞と研究(会場・日程未定、入場無料)。 ◎2008年1月27日(日)午後1時から、G30教室において、卒業研究プロジェクト発表会として、『青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場』を上演する(日時は予定)。 |