24481 古典資料講読
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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美濃部 重克 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 九条兼実の漢文日記『玉葉』の講読 |
講義内容 | 平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した摂関家出身の政治家である九条兼実が毎日つけていた漢文日記『玉葉』を講読する。『玉葉』は現存する漢文日記のなかでもっとも内容に富みまた面白いもののひとつである。講読を通して王朝時代の最後の時期がどのようなものであったかを垣間見ることになる。 |
学修目標 | (1)漢文で書かれた資料・史料の読みかた、また関連資料・史料の調査のしかたを教える。 (2)文章を具体的な出来事に結びつけて理解すること、文章を書いている人の視点がどこにあるのかということ、それを具体的に示すことを通して、資料・史料の解析のしかたを教える。 |
講義計画 | 『玉葉』の安元三年(1177)5月4日の記事から5月29日の記事までを講読する。 平安末期の専制君主であった後白河院と比叡山延暦寺の対立が、延暦寺の人々の神輿を振って強訴に展開したのが4月13日である。そして京都の三分の一を焼きつくした大火が起こったのが4月28日である。その後の記事を読む。 1.日記についての概説をする。 2.『玉葉』安元三年五月四日の記事から読みはじめる。 3〜13.以下、日をおっての講読を行う。 14.まとめをする。 |
評価方法 | 筆記試験と小テストによる。 |
テキスト | プリント配布 |
その他 |