南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
藤本  博
他の科目との関連
他学科履修
副題 現代国際関係の「平和学」
講義内容  現代における国際関係の構造と動態について考察する。講義では、第一に、「戦争と平和」をめぐる諸問題、第二に、「現代戦争」の歴史と日本をめぐる諸問題を中心にとりあげてみたい。また、随時、時事解説を行う。
学修目標 1.現代国際関係の基礎知識の習得
2.国際関係を受動的に学ぶのではなく、現代の国際関係の今日的課題に関する問題解決の展望と自らの関 
  わりについての認識を深める。

【講義計画】1.  I「戦争と平和」の現状---「9.11」以後の世界と「暴力の連鎖」
2〜3.II現代世界の「歴史的文脈」と平和の構想力--「ヒロシマ・ナガサキ」の問い
    III現代世界における戦争・戦争被害(者)と和解・共生
4.   (1)ヴェトナム戦争----ヴェトナム戦争の中の「ソンミ」
5.   (2)ヴェトナム戦争を超えて---「他者」への眼差し、和解・共生
6〜7. (3)湾岸戦争、イラク戦争と劣化.ウラン被害
   IVグローバル・イッシューの諸相
8〜9. (1)核不拡散
10.   (2)貧困
11.   (3)難民
12〜13.V「地球市民社会」の形成
14.  VI現代国際関係と日本の役割
15.  定期試験
講義計画
評価方法 随時課すレポート50% 定期試験50%
テキスト 児玉克哉・中西久枝・佐藤安信『はじめて出会う平和学---未来はここから始まる』
         (有斐閣、2004年)。
その他 上記のテキストは南山大学紀伊国屋ブックセンターにて購入のうえ、初回の講義の際に持参すること。