南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
沢登 文治
他の科目との関連 憲法Bと一体をなす。
他学科履修 不可
副題 基本的人権と憲法総論
講義内容 基本的人権および憲法の総論的な問題について講義する。中学高校の公民などですでに憲法については一定の知識があることと思う。それを前提とした上で、またそのときに教え込まれた誤解を解きながら、基本的人権の意味を理解した上で各論から講義をし、基本的人権に関する学説について全体として理解することを目指す。その上で憲法の総論的な問題を講義する。
学修目標 基本的人権について理解する。
講義計画 1.導入 2.名誉毀損と謝罪広告(思想良心の自由) 3.プライバシー侵害
4.表現の自由の優越的地位論と二重の基準 5.猥褻と有害図書
6.検閲や事前抑制の禁止 7.表現内容規制内容中立規制二分論
8.集会・結社の自由 9.メディア規制と情報公開 10.政教分離
11.信教の自由 12.経済的自由(1) 13.経済的自由(2)
14.その他の自由権——包括的基本権——
15.基本的人権に関する制約原理——公共の福祉論——
16.平等権の歴史 17.平等権の一般理論 18.性差別 19.優遇措置
20.手続的権利 21.社会権(1) 22.社会権(2)
23.その他の重要な権利(選挙権その他) 24.私人間適用論
25.基本的人権の享有主体 26.基本的人権の歴史と思想
27.憲法総論(平和主義など) 28.憲法の歴史と思想
評価方法 学期末試験による。
テキスト 君塚正臣編『ベーシックテキスト憲法』(法律文化社、2007年)
六法(どれでもよいが最新版かつ原文表記のもの)
その他 初回の講義のときに講義計画表を配る。講義する際の当該講義の該当頁を書いておくのでそれを必ず事前に読んでから講義を聴くこと。講義はテキストを読んでいるという前提で行う。