南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
宮川 佳三
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 世界平和のための国際機構・機関
講義内容  今日の国際社会には実に多数の国際機構・機関が存在し、そして、その数が急速に増加しつつある。それらの機構・組織・機関の成立の仕方や性格が以前のそれらと比べて異なっている。国際機構の構想は、世界の平和の確保のためのものとしてのものであった。平和のための思想の成長・発展の中で生まれた国際機構・組織・機関は時の流れの中で、更に多くの性格・目的を持った機構・組織・機関を付け加えている。国際社会の変化に伴ない、公的な国際機構・組織・機関以上に民間組織(NGO)の活動の場が増え、かつ求められる時代になりつつある。
 本講座はいくつかの代表的な国際機構・組織・機関の発展の歴史的背景と現状を概観し、21世紀の国際関係のあり方と国際機構・組織・機関の役割を考える機会を提供したい。
学修目標  世界平和のための国際的な機構・組織、地域の平和と安定・安全のための地域的な機構・組織を生み出すようになった事情を過去300年間ぐらいの期間の中で時系列的に捉え、いかに平和を実現する工夫がなされてきたかを考える。ある意味で日本国憲法の「平和主義」を再評価することにもなる。
 こうした動きの延長線上に「平和のための組織化」を考えることを目標にしている。
講義計画 1.今日の国際社会と日本
2.日本と国際機関
3.ウエストファリア体制と戦争と平和
4.旧世界と新世界─グローバリゼーション
5.アメリカ合衆国と国際関係
6.ウィーン体制
7.平和構築の思想・哲学
8.19世紀末から20世紀へ
9.第一次世界大戦と国際連盟
10.1920年代の平和への動き
11.第二次世界大戦と国際連合
12.戦争の違法化と日本国憲法
13.国際連合とその他の国際機構
14.その他の国際機構─冷戦下
評価方法 レポートorブック・リヴュー一点、定期試験、小テスト、出席に基づき評価する。
テキスト エマニエル・カント『永遠平和のために』(岩波文庫)
横田喜三郎『国際組織の発展』(配布資料)
明石康著『国際連合』(岩波新書)

【参考図書】大芝 亮著『国際組織の政治経済学』(有斐閣)
松本三郎他著『テキストブック国際政治』(有斐閣)
横田洋三著『国連法』(東大出版会)
横田洋三編著『国際機構入門』(国際書院)
渡部経彦著『国際経済の政治学』(岩波新書)
中山和久著『ILO条約と日本』(岩波新書)
横田洋三編著『国際機構論』(国際書院)
渡部茂己著『国際機構の機能と組織』(国際書院)
その他