南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
藤本 哲史
他の科目との関連
他学科履修
副題 ジェンダーと社会
講義内容  この授業では現代アメリカが抱える社会問題、特に学校教育、雇用労働、結婚と家族、健康と医療制度などの領域における諸問題をジェンダーの視点から整理、分析する。まず第一に、ジェンダーの社会的構築のメカニズム、社会生活のジェンダー化とはどのようなことを意味するのか等の基礎的事項を確認し、第二にアメリカにおけるさまざまな社会問題にジェンダーはどのように関連し、その結果いかなる現象がひきおこされているかを検証する。そして第三に、これらの問題を日本の状況と照らし合わせて考え、アメリカが抱える問題を単に隣国の問題として捉えるだけでよいのかを検討する。
学修目標 (1)ジェンダーの視点から社会分析を行う際に必要となる問題設定、またものごとの見方を学習すること。
(2)ジェンダーの視点に立ち、現代におけるさまざまな社会問題を分析する力を身に付けること。
(3)異なる性質の社会問題ではあっても、その根底には共通したジェンダーの問題が存在することを学ぶこと。
講義計画 (1)イントロダクション:ジェンダーとは
(2)ジェンダー化する社会:その特徴について
(3)性役割(gender roles)と性のステレオタイプ、
(4)性役割社会化(gender socialization)
(5)高等教育のジェンダー化
(6)大学教育におけるセクシュアル・ハラスメント
(7)雇用労働と性差別
(8)性別役割分業と男女間の社会的力のアンバランス
(9)離婚と家族の変容
(10)映画「クレ−マ−・クレ−マ−」:男性の視点から
(11)性暴力
(12)ドメスティック・バイオレンス
(13)オルタナティヴ・ライフスタイル、ゲイ/レズビアンについて
(14)リプロダクティヴ・フリーダム、生殖技術
(15)定期試験
評価方法 期末試験 100%
テキスト 指定テキストなし
その他