42327 ラテンアメリカ文学B
|
選 |
|
秋学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
宮下 克子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 春期は、植民地時代から1950年代までのラテンアメリカ文学の歩みを見てきたが、秋期は、1950年代以降の、いわゆる「ブーム」を担った作家達の作品に触れつつ、その特徴と意味を探る。それまで世界的には注目を集めていなかったラテンアメリカ文学が、なぜ、世界文学の第一線におどり出ることになったか、どのようにして他の地域の文学に影響を与えるまでになったか、そういった問いに答えるべく、具体的な作品を読みながら、その文学の本質に迫っていく。特にノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケスの代表作、『百年の孤独』が持つ魅力を、その中心的なテーマである「孤独」の感情を鍵として解明していきたい。 |
学修目標 | 世界においてはマイナーであり、注目を集めることもあまり無かったラテンアメリカの文学が、最も熱く、刺激的な文学として世界中から認められることになった1960年代、70年代。「ブーム」と呼ばれた一群の作品が、何故生まれたか、何故世界の注目を集めることになったか、そうした問題に答えるべく、「ブーム」の中心となった作家の作品に具体的に触れつつ、それらの作品の特徴に迫っていく。 |
講義計画 | (1〜4)ガルシア・マルケス …『百年の孤独』 (5〜8)カルロス・フエンテス …『アルテミオ・クルスの死』 (9〜10)フリオ・コルタサール …『占領された家』 (11〜12)エルネスト・サバト …『トンネル』 (13〜14)ファン・ルルフォ …『ペドロ・バラモ』 |
評価方法 | ○出席状況(40%) ○レポート(60%) |
テキスト | ・ラテンアメリカ文学小史の冊子 ・プリント (どちらも教員が用意する) |
その他 |