43531 フランスの外交
|
選 |
|
春学期 |
|
2 |
|
3・4 |
|
大久保 泰甫 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | フランス外交とヨーロッパ統合 |
講義内容 | 講義の2本柱は「フランス外交」と「ヨーロッパ統合」である。時期的には第2次世界大戦以後に重点を置くが、まず第1部(総論)においては、19世紀まで遡り、フランス対外政策の基礎的諸条件を明らかにする。次いで第2部で、フランス外交がヨーロッパ統合の歩みにどのように関わってきたのか、また両者はどのような相互影響関係にあるのか、その軌跡を、第1部で抽出した基礎的諸条件と関連させつつ分析し、理解を深める。 |
学修目標 | 今日においても国際政治上大きなプレゼンスを示すフランス外交の特質理解が最終的学修目標であるが、より具体的には、以下の諸点が獲得目標である。 (1) フランス対外政策を長期的時間軸を取って客観的に観察することにより、そこに一定の「変わ らない要素」を見出し、これらの要素が現在もフランス外交の基底に存在することを学び取るこ と。 (2) フランス外交の展開過程について、具体的事実に即しつつ、その「論理」を把握すること。 |
講義計画 | 1〜9.第1部(総論) 1945年以後のフランス外交における基礎的諸条件 1〜3.19世紀以後の対外政策における「伝統」的諸要素 4〜6.「破局」の衝撃—1940年の対独戦争敗北の分析— 7〜9.戦後の諸条件と、それに対する適応過程 10〜14.第2部(各論) フランス外交とヨーロッパ統合 10. ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)創設とヨーロッパ防衛共同体(EDC)構想の挫折 11. 統合運動再開とローマ条約の成立(1955—1957) 13〜14.ドゴール大統領の政策とヨーロッパ統合、及び全体のまとめ 15.期末試験 |
評価方法 | 平常点(毎回出席をとり、「欠席過多」を適用)、および期末試験 |
テキスト | |
その他 | 講義要綱と資料を配付する。 |