南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
高畑 祐人
他の科目との関連
他学科履修
副題 ドイツ環境思想の基本文献を読む
講義内容  環境先進国と言われるドイツであるが、環境問題への積極的な取組みが、「何のための環境保護なのか」、「なぜ環境を守ることはよいことなのか」という哲学的な問いをめぐるさまざまな立場の議論によって活性化されているところが、何事も根本から徹底的に考えるドイツらしいと言えよう。本授業では、環境保護をめぐるドイツの議論の全体像をまとめた Angelika Krebs:“Naturethik im erblick”を読む。
学修目標 1. 精確な読解力を身につける。
2. ドイツでの環境保護をめぐる議論の多様性について理解を深める。
講義計画 (1)    ドイツでの環境保護をめぐる議論の概略を説明する。
(2)〜(4)序論〜第一節 環境保護思想の基本概念
(5)〜(8)第二節 自然中心主義的議論〔自然そのものに価値があるから自然を守る〕
(9)〜(13)第三節 人間中心主義的議論〔人間が善く生きるために自然を守る〕
(14)    まとめ
評価方法 出席状況50%、学期末試験あるいはレポート50%。
テキスト プリントを配布する。
その他 とくに注意を要すると思われる専門用語に関しては、あらかじめ訳語の一覧表を作って配付したい。