南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
鈴木 宗徳
他の科目との関連
他学科履修
副題 現代ドイツの政治的・社会的課題
講義内容  この講義では、前半では戦後ドイツ政治史を紹介し、後半では、1990年の東西ドイツ統一前後から現在に至るまで、ドイツが直面している政治的・社会的課題について紹介する。日本とドイツの戦後史は、しばしばその類似性が指摘される。すなわち、急速な経済復興、冷戦下での西側陣営への政治統合、そして現在直面している構造改革という課題である。その一方で、環境保護運動の高まりや、移民・難民問題への対応、そしてEU統合の牽引など、今後日本が参考にしなければならない側面も数多くみられる。
学修目標 ドイツの戦後史および政治・社会問題について、日本と比較しつつ理解を深める。
講義計画 1.  オリエンテーション
2・3.ドイツの政党政治
4.  戦後復興と冷戦の開始
5.  アデナウアー外交と東西分断
6.  ベルリンの壁の構築
7.  市民運動とブラント政権の東方外交
8.  ベルリンの壁の崩壊
9.  ドイツ統一
10.  旧東独の復興と東西の「心の壁」
11.  シュタージの過去
12.  外国人労働者と移民・難民問題
13.  グローバル化と社会国家の危機
14.  EU統合の拡大と深化
15.  定期試験(レポート提出)
評価方法 学期末に一回レポートを提出してもらうが、授業への参加姿勢なども加味して、総合的に評価する。
テキスト テキストは用いない。レポート作成の際に参考にしてほしい本のリストを、授業中に紹介する。授業では、ビデオ教材を多く使用する。
その他