南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1
担当者
松戸 庸子
森山 幹弘
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 アジア学入門
講義内容 一年次の学生に対して、アジアを知るための基礎的な訓練の場となることを本科目の目標とする。具体的には、基礎的知識の習得の他、資料の探し方、レポートの書き方を学ぶとともに、討論や輪読および発表の仕方など、大学に特有の学習方法の指導を行う。
学修目標 1.アジアを学ぶための基本的な知識を身につける。
2.アジアで今、何が起きているのか、日常的に関心を向ける姿勢を養う。
3.図書館などを利用して、自分の関心のある問題に関して調べる技術を修得する。
4.自分の調べたことを発表し、また他のゼミ生の発表を聞き、学び合う姿勢を養う。
5.レポート(論述)の書き方を修得する。
講義計画 前半は中華人民共和国、後半は東南アジアにたいする基本的な知識を身につける入門クラスとして位置づけている。特に、視聴覚教材を多用することで人物、文物、風景、生活事情などにリアリティを持たせる。また、歴史的角度からも大きな時代の流れを把握できる力をつけさせたい。 前半の7週を松戸が担当し、後半の7週を森山が担当する
前半 松戸担当分:主な対象領域は中華人民共和国とする。
第1週 ガイダンス:中国を学ぶことの意味とゼミの運営方法の説明
第2週 図書館ツアー:図書館の利用講習会
第3週 「残留日本人孤児問題」ビデオ視聴と討論
第4週 「中国人民の解放」ビデオ視聴と討論
第5週 「再会」(文革期の下放問題)ビデオ視聴と討論
第6週 中国の経済成長と社会問題(新聞記事などを利用)
第7週 “歴史問題”と日本(新聞記事などを利用)
後半 森山担当分:教科書にしたがって授業を進める
第8週 東南アジア世界のなりたち、文化と文明
第9週 海の熱帯、陸の東南アジア
第10週 原始時代の東南アジア、初期国家の成立
第11週 古代的歴史圏の成立、海の時代
第12週 大建築の時代、大交易時代前期
第13週 大交易時代後期、ポスト大交易時代の海
第14週 大国の形成、海の植民地
第15週 陸の植民地 総括
評価方法 平常点(50%)、レポート(50%)によって総合的に評価する。
テキスト 松戸:適宜プリントを配布する。
森山:桜井由躬雄『前近代の東南アジア』放送大学教育振興会
その他