南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
松戸 庸子
他の科目との関連
他学科履修
副題
講義内容  東アジアの発展を支える主体的要因は、労働者の熟練形成、層の厚い企業家の蓄積と家族・同族的な企業経営、および有能な人材から構成される官僚制度の存在であるとされる。その背後には、勤労・貯蓄を重んじる文化的伝統、強靭な家族主義の残存、教育の重視と業績主義的社会原理などの文化的基盤が形成されているが、こうした社会発展についての文化論を展開する。
学修目標 1.ガイダンス:テーマの解題と対象地域概説
2.〜4.中国と東アジア(“四小龍”)の経済成長
5.〜7.東アジアにおける経済発展モデルの転換
8.〜10.中国の台頭と雁行型モデルの終焉
11.〜12.「儒教文化圏論」浮上の時代的・思想的背景
13.〜14.「儒教資本主義」の理論モデルと事例分析
15.定期試験
講義計画  中国文化圏の日本、台湾、韓国についで、中国も産業大国の仲間入りをした。「アジア成長論」と「アジア停滞論」をふまえて、離陸や産業大国化を達成した一因としてのマンパワーの源泉を、家族制度、教育制度と儒教文化に探ってみたい。
評価方法 平常点30%(発言回数や小テスト結果)と学期末筆答試験70%による
テキスト 適宜プリントを配布する
その他