南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	秋学期
単位	２	年次	2
担当者	中村　元哉

他の科目との関連
他学科履修	可
副題	近現代中国の対欧米政治外交と文化交流
講義内容	古代よりヨーロッパと交流を積み重ねてきた中国は、近代以降、欧米中心の世界秩序に徐々に組み込まれていった。本講義は、中華民国時代（1912-1949）の中英・中米関係を中心に、中国と世界との関係を政治・外交・文化のレベルから解説していく。中華民国時代をとりあげる理由は、現代中国を過去から理解するためである（たとえば台湾問題、国連加盟問題）。
学修目標	中国を日本・アジアとの関係において理解するためには、一方で中国を欧米・世界のなかに位置づける力が必要となってくる。この視点を養うことが、本講義の目標である。
講義計画	序：中国と欧米との出会い〈第1回〉１：近代中国のなかの近代西洋（１）—租界—〈第2回〉２：近代中国のなかの近代西洋（２）—宣教師と欧米留学知識人—〈第３〜４回〉３：近代中国と国際関係（１）—清末〜民国の政治外交史—〈第５〜７回〉４：近代中国と欧米（１）—翻訳書籍と著作権訴訟—〈第８〜９回〉５：近代中国と欧米（２）—日中戦争期の対欧米外交と戦後世界—〈第10〜11回〉６：近代中国と欧米（３）—国際報道自由運動—〈第12〜13回〉７：現代中国と東西冷戦〈第14回〉
評価方法	出席点（40％）とレポートまたは定期試験（60％）で評価する。
テキスト	特に指定しないが、開講の際に参考文献一覧を配布する。
その他	一次史料（外交文書）や新聞・雑誌記事を適宜紹介し、具体的に検討していく。