51181 経済演習III
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必 |
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通年 |
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4 |
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3 |
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川= 勝 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 日本経済史の基礎研究 |
講義内容 | 幕末の開国・開港とともに、西洋文明の根幹にある自由主義思想や、資本主義経済を知るための経済学が、翻訳を通して次々と導入された。明治政府主導による急速な殖産興業政策が推し進めていく中で、どのように経済学が学ばれ、その知識はどのような政策提言に発展していったか。この問題に積極的に関わり、数々の啓蒙的な著作を発表し、時事提言を行なった福沢諭吉の著作を手懸かりに研究する。 日本経済史研究・日本経済思想史研究の方法を身につけることが課題となる。歴史の研究は、古い時代に書かれた史料(古文書、手紙、日記、書物など)を読むことが必要であるから、古い文章に馴染むことから始めなければならない。 |
学修目標 | 1.古い文章に慣れ親しむ。 2.辞書(特に漢和辞典・国語辞典・日本史事典)を徹底的に使いこなす。 3.読書の幅を広げる。 4.論文の書き方を習得する。 5.卒論の準備ができるように研究を深める。 |
講義計画 | 〈春学期〉 1. オリエンテーション 2. 図書館見学 3〜13.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。 14. 卒論テーマの見通し 〈夏期合宿〉 1.卒論テーマの設定 2.史跡見学 〈秋学期〉 1. 秋学期の見通し 2〜12.テキスト輪読と、時代背景、経済情勢を調べる。 13〜14.卒論テーマの決定 |
評価方法 | 出席、報告、発言、授業ごとのレジュメの内容、卒論テーマ決定への取組、修了論文、ゼミ活動への積極性などから、総合的に評価する。 |
テキスト | 小室正紀編『福沢諭吉著作集』第6巻(民間経済録・実業論)、慶應義塾大学出版会、2003年。 |
その他 |