南山大学

 
指定
期間
通年
単位
年次
2
担当者
沢登 文治
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題
講義内容 下記の事項について学習する。
(1)2年次生を対象として「少人数教育」を確保し、1年次に履修した「ベーシック演習」で培われたリーガルマインドおよび基礎的スキルをさらに涵養・発展させ、3年次の「アドバンスト演習」の土台を形成することを目的とする。教材として、判例、学術論文、新聞、ビデオ、インターネットからの情報、などを活用し、履修者で議論を行う。
(2)履修者は、各学期1度は報告する(複数の者による報告を含む)。
(3)特に憲法およびこれに関連する近時の動き、できごとなどに注意を払いながら、社会全体の趨勢についても敏感な目を養う。
学修目標 ベーシック演習で培った基礎的学力やスキルをつかって、さらに法律学(やや憲法的なことも含む)や社会問題を、より深く検討していきます。その際、新しいグループを作り、そのグループで検討したい課題や扱いたいテーマを自主的に探し出し、グループ内で勉強していくことで、チームワークや役割分担も学びます。さらに、(ベーシック演習では夏休みにブックレポートが宿題として課されたと思いますが)、このミドル演習では、夏休みにグループで実際に外にでて、足で研究してくることを宿題にします。たとえば市役所や区役所、自衛隊や郵便局を回って、自分たちの自主的研究を遂行し、現実の社会や実務をしっかり知った上で議論することが重要であることを、身にしみて理解しましょう。
講義計画 具体的には、最初の授業で「授業計画表」を配布し、履修者全員で確認の上、計画に従って進めていきます。参考までに、2006年度の内容例を示すと、次のようです。
・オリエンテーション(授業の目的および概要説明、自己紹介、グループ作り)
・「憲法改正」「著作権保護期間の延長」「教育基本法の改正・愛国心」「首相の靖国参拝問題」「司法制度改革・裁判員制度の導入」「新介護保険でこうなる」を時事問題として理解しよう。
・判決! 図書館集合。各グループ、与えられた判決を探し内容チェック!判決の内容を理解しよう。
・グループ発表「犯罪被害者のプライバシー問題」「外国の陪審制度」「憲法9条と自衛隊・有事法制」「情報公開」「死刑廃止問題」など多彩。
・その他<番外編>として、「バレーボール大会・BBQ大会を含む(木曽駒高原)ヒルトップ貸しきり夏合宿」「通常コンパ」などがありました。また、今年度も春休みを利用しての、「超過密スケジュールで行く東京・横浜大胆見学旅行!」を計画中です。(また、半分以上が乗り気なら、「夏休み、NYのロースクールとワシントンDC見学ツアー」の企画もありえます。各自自己負担。)
評価方法 日常の取り組み(出席、ゼミ参加の姿勢、ゼミ報告の状況)を全体の50%、レポート(3回程度)を50%で評価。無断欠席や遅刻は減点の対象となります。
テキスト 指定なし。(適宜、プリント配布、図書指定をする予定)
その他