南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
高橋 真弓
他の科目との関連 会社法B、企業法務、民法総論、契約法、債権法総論、企業法総論、有価証券法
他学科履修
副題
講義内容 最高度に発達した企業形態として経済社会で重要な役割を果たしている株式会社をめぐる法規制を中心に解説します。2005年に制定された新しい会社法に基づく実務の最新動向も随時講義に盛り込んでいく予定ですので、理解には毎回の講義への出席が必須となります。
学修目標 株式会社の設立・組織・運営等について理解することを目標とします。これらの知識は、「会社法B」を履修する上での基礎知識ともなります。
講義計画 概ね以下の順で解説します。
1. 会社とは・会社法とは
2. 株式会社とは(1)
3. 株式会社とは(2)
4. 株式会社の機関(1)—機関構成の選択肢(1)
5. 株式会社の機関(2)—機関構成の選択肢(2)
6. 株式会社の機関(3)—株主総会(1)
7. 株式会社の機関(4)—株主総会(2)
8. 株式会社の機関(5)—株主総会(3)
9. 株式会社の機関(6)—株主総会(4)
10. 株式会社の機関(7)—取締役・代表取締役・取締役会(1)
11. 株式会社の機関(8)—取締役・代表取締役・取締役会(2)
12. 株式会社の機関(9)—取締役・代表取締役・取締役会(3)
13. 株式会社の機関(10)—取締役・代表取締役・取締役会(4)
14. 株式会社の機関(11)—監査役・監査役会・会計監査人(1)
15. 株式会社の機関(12)—監査役・監査役会・会計監査人(2)/会計参与
16. 株式会社の機関(13)—委員会設置会社
17. 株式会社の機関(14)—役員等の損害賠償責任
18. 株式(1)—株式とは/株式の内容と種類(1)
19. 株式(2)—株式の内容と種類(2)/株式の譲渡(1)
20. 株式(3)—株式の譲渡(2)/株式の併合・分割・無償割当て
21. 株式(4)—自己株式
22. 株式(5)—資金調達概説/募集株式の発行(1)
23. 株式(6)—募集株式の発行(2)
24. 株式(7)—募集株式の発行(3)/新株予約権概説
25. 株式会社の設立(1)
26. 株式会社の設立(2)
27. 株式会社の計算(1)—計算書類/資本
28. 株式会社の計算(2)—剰余金の配当
以上の計画は、受講者の理解度や実務の最新動向との関係で、若干調整することもあります。
会社法は非常に分量の多い科目ですので、時間の制約上、講義においては各項目の最重要論点を優先的に解説することと致します。講義で扱いきれない部分については、テキストでのフォローを指示することを予定しています。
評価方法 学期末試験のみで評価します(六法・テキスト・ノート・配布プリント等、全て持ち込み不可)。なお、Webclassを利用し、講義期間中3回の復習問題を課します。この復習問題自体に対する解答は評価の対象とはなりませんが、学期末試験の一部の問題は、この復習問題の中から出題します。
テキスト 黒田清彦・橋真弓ほか『レクチャー新会社法』(2006年、法律文化社)。この他、企業法領域に属する法律は改正頻度が高いので、必ず最新の2007年度版六法を持参して下さい。
その他 講義にはプロジェクターやビデオを利用する予定です。教室では画面の見やすい位置に着席するようにして下さい。