南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
高橋 真弓
他の科目との関連 会社法A、法と経済学
他学科履修 不可
副題 英語で読む会社法の経済的分析
講義内容 「法と経済学(Law and Economics)」の手法で会社法のあり方を考察したものとして著名な文献を読み、有限責任制度や株主の議決権等、会社法の基本的な発想について、その合理性を再考します。そもそも“会社法は何故存在するのか?”といった問題も考えてみたいと思います。
学修目標 近年の日本における会社法改正の背景ともなった考え方を学び、より幅広い視点をもって会社法を考えることができるようにします。一般に「常識」とされている制度の合理性を“疑う”習慣を身につけることも目標とします。
講義計画 履修者の人数にもよりますが、概ね以下の予定で進行します。最初は逐語訳で輪読していきますが、進度に応じてパラグラフごとに要約する方式も織り交ぜます。随時担当者から、会社法初学者および法と経済学の未修者にも理解できるよう補足解説を加える予定です。第14回の講義時に本講義で学習した内容に関するレポートを課します。
1.   Introduction/Preface
2〜7. Chapter 1 The Corporate Contract
8〜10. Chapter 2 Limited Liability
11〜14. Chapter 3 Voting
15.   レポートに関する個別指導
評価方法 出席および授業の予習を50%、内容に関する講義時の発言を30%、レポートを20%として、評価します。
テキスト 教材は配布しますが、Frank H. Easterbrook and Daniel R. Fischel, THE ECONOMIC STRUCTURE OF CORPORATE LAW(Harvard University Press, 1991)を読みます。英和辞典は各自持参して下さい。
その他 会社法未履修の人は、会社法Aを同時履修して下さい。