南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
宮島 元子
他の科目との関連
他学科履修
副題 グローバル化する企業活動と企業法務
講義内容  企業が経済活動を行うに際しては多くの法律問題が絡んでおり、今日、企業が、わが国及び国際舞台において適正な事業活動を行いかつ利益を確保していくためには、法的視点からのサポートとチェックを欠くことができない。このような企業法務の現状・役割の概要と、契約、独占禁止法、知的財産法、製造物責任法等、企業活動と関わりの深い法律に関する実務上の諸問題を具体的事例を交えて紹介し、それぞれ検討、分析する。
 経済のグローバル化に伴い、現在の企業法務では国際的視点も欠かせないことから、本講義では、国内法務と国際法務の双方を対象とする。
学修目標 (1)企業活動に関わる法務部門の役割を理解し、(2)企業法務に関わる各分野の法律の基礎知識を習得するともに、(3)現実の具体的ケースを通して各場面における適切な対処方法についての考え方を学ぶことを目的とする。
講義計画 以下の内容で講義を行う。
1 企業法務の概要(企業倫理とコーポレートガバナンス)
2 契約実務(国内)…基礎・具体例
3 契約実務(国際・英文)〈1〉…基礎
4 契約実務(国際・英文)〈2〉…具体例
5 契約をめぐるトラブル
6 企業統合をめぐる法律問題
7 独占禁止法〈1〉…概要
8 独占禁止法〈2〉…具体的ケース
9 知的財産権〈1〉…概要、特許など
10 知的財産権〈2〉…具体的ケース
11 知的財産権〈3〉…著作権・企業秘密など
12 インサイダー取引 他
13 製造物責任(日本・米国)
14 紛争の解決・各国弁護士事情など
評価方法 期末試験の結果に基づき評価を行う。
テキスト 授業の都度、資料を配付する。
その他