92001 キリスト教的人間論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1・2 |
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西脇 良 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
講義内容 | 人間文化を考えるうえでも欠くことのできない重要な側面の一つに、宗教の営みがある。宗教は、人間が自らをどう捉えるか、また、自らを取り巻く世界をどう捉えるか、という問いに「究極的に」応えるべく、各時代の中で多様に展開してきた。本講義では、こうした宗教的営為のうち、とくに、現代世界においても影響を与え続けているキリスト教的人間観に焦点を当て、その特徴ならびに多様性を考察していく。また、宗教心理学的視点を取り入れて、人間観をめぐる、宗教(キリスト教)と心理学との関係についても、考察を深めていく。 |
学修目標 | ・キリスト教的人間観の概要および歴史的変遷を理解する。 ・人間観をめぐるキリスト教と心理学との相互性について理解する。 ・出席者相互の議論を通じ、批判的視角を養う。 |
講義計画 | 1.「人間論」とは何か—導入にかえて 2.人間の創造について(1) 3.人間の創造について(2) 4.原罪論(1) 5.原罪論(2) 6.良心・徳・罪について 7.ジェンダー・家族について 8.生命について 9.心理学とキリスト教(1):S. Freud 10.心理学とキリスト教(2):C. Jung 11.心理学とキリスト教(3):A. Maslow 12.心理学とキリスト教(4):C. Rogers 13.心理学とキリスト教(5):T. Harris 14.まとめ 15.定期試験(期末レポート) |
評価方法 | 期末レポート(60%)、授業出席・ディスカッション(40%)、により評価をおこないます。 |
テキスト | |
その他 |