南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
原口 芳明
講義題目
開講キャンパス
講義内容 障害児教育はしばしば教育の原点といわれる。この原点について問うことは、人間の存在の意味や可能性について問うことでもある。この授業では、特に障害の重い子どもとの関わりを中心にしながらこのテーマを探求する。その際、彼らの発達や心理の具体的な姿に即しながら理解し、教育方法や援助法を学ぶとともに、彼らに関わる側の主体的な条件についても検討してゆく。
学修目標 まず、障害児教育における基本的な問題を検討しながら、具体的な教育課題や教育方法について学ぶ。次に、障害児の「からだ」に触れていく体験的な教育方法(静的弛緩誘導法、動作法など)を学ぶことを通して、障害児教育実践におけるからだぐるみの関わりについて、理論と体験の両面から学ぶことを目的とする。
講義計画  主な内容を以下に示した。講義およびディスカッションによる理論的な学習とともに、体験学習をとおして学ぶ。

1.<障害>とは?
2.<障害>を語る視点
3.当事者の語り
4.<障害>を持つことと・<障害>を生きること
5.<障害>を生きることと障害児教育
6.障害児教育の課題
7.障害児教育と教師・援助者
8.障害の重い子ども
9.障害の重い子どもへの教育・援助
10.障害児教育における「からだ」からのアプローチ
11.「からだ」からのアプローチの実際(1)
12.        〃       (2)
13.援助者の「からだ」体験:ボディ・ワーク/フォーカシング
14.「からだ」体験と障害児教育の関わり
15.最終レポート作成
評価方法 授業への参加・討論の状況(70%)と最終レポート(30%)による。
テキスト
その他 参考文献はその都度紹介する。